USBフラッシュメモリのリカバリ
万が一USBメモリが起動しなくなってしまった場合はディスクイメージをUSBメモリに書き込むことで工場出荷時にリカバリ可能です。
[リカバリ作業のおおまかな流れ]
1.ディスクイメージをUSBメモリに書き込む
2.再度セットアップウィザードを実行する
3.(必要に応じて)バックアップしてあったデータベースを復元する
ディスクイメージの書き込み
ディスクイメージの書き込みにはWindows上のソフトで行う方法とLinux上で行う方法があります。より作業しやすい方で行って下さい。
Windows環境での書き込み
- 書き込みに用いるディスクイメージファイルをあらかじめダウンロードしておきます。http://download.foltia.com/evaluation/foltia_ANIME_LOCKER_108.img.gz
- ダウンロードしたディスクイメージファイルを展開します。展開すると8GB程度になります。
- ディスクイメージを書き込み出来るソフトをダウンロードします。→「DDforWindows - Silicon Linux Wiki」
- DDforWindowsを利用して、ディスクイメージをUSBメモリに書き込みます。
Linux環境での書き込み
- Linux環境を用意します。USBメモリを接続した状態でLive CDでの起動が手軽です。Live CDでの起動方法は巻末を参考にして下さい。
- 今回の例ではディスクイメージをダウンロードしながら直接書き込みます。
- USBメモリがどのドライブで認識されたか次のようなコマンドで調べます。
dmesg | grep SCSI
- 次のコマンドを入力します。sdaの部分は書き込み環境にあわせて適宜変更して下さい。
-
wget -O - http://download.foltia.com/evaluation/foltia_ANIME_LOCKER_108.img.gz | gzip -dfc | dd of=/dev/sda
※この例ではUSBメモリを/dev/sdaとして記述しています。誤ったドライブを指定してしまいますとドライブの内容が破壊されてしまいますので慎重に作業して下さい。
※ダウンロードしながらの書き込み作業には60分から90分程度かかる場合がございます。
参考:Live CDでの起動
・LiveCDなどで立ち上げネットワークとUSBメモリを認識出来る状態にします。
今回はCentOSを例に説明します。
まずインストールCDから起動します。お持ちでない方はこの辺などから入手可能です。
http://rsync.atworks.co.jp/centos/5/isos/i386/CentOS-5.6-i386-bin-1of7.iso
CentOSインストーラディスクで起動時にboot:と出ているところで「linux rescue」と押すとレスキューモードで起動出来ます。
表示言語を選択します。
キーボードを選択します。
ネットワーク設定を有効にするためにYesを選択します。
Yesでeth0の設定をします。
Enable IPv4 supportを選択します。
DHCPを選択します。
Skipを押して完了します。